ミューラー・ハットへの登山を計画する
ミューラー・ハット(Mueller Hut)へはマウントクックビレッジかホワイトホースヒルから入り、シーリー・ターンズの階段を経て山小屋へ向かいます。DOCの目安はビレッジからシーリー・ターンズまで2時間、そこから小屋までさらに2時間、ビレッジへの下山は3時間です。気軽な半日散策として考えないでください。
シーリー・ターンズより上は整備された歩道ではなく、オレンジ色の目印をたどる山岳ルートです。がれ場や急な斜面を進み、雪があると難しさも変わります。泊まる場所を確保できても、それだけで登れる条件が整うわけではありません。

シーリー・ターンズまでの階段
シーリー・ターンズは約2,200段の階段で標高差600mを登る道です。上がるにつれて道幅も狭くなります。入口へはビレッジまたはホワイトホースヒルからケアポイント・トラックを通って向かいます。小屋まで行かない場合でも、登りと下りの両方に対応できる体力が必要です。
途中には避難できる小屋も別の下山路もないため、天候が悪くなったら引き返しましょう。3月〜11月は雪や氷があり得ます。冬には極端に凍結する場合があり、アイゼンやピッケルが必要になることもあります。雪崩の危険もあるため、登山前にDOCビジターセンターで状況を確認してください。
季節ごとに必要な経験と安全判断
カレンダー上の季節だけで、ルートの難しさは決まりません。
夏の12月〜2月
DOCは良好な条件の夏について、中程度のトランピング経験を想定しています。夏でも天候と路面の判断が必要です。普通の観光歩道と同じ感覚で、経験のないまま小屋を目指さないでください。
冬の6月〜8月
登山経験に加え、ピッケル、アイゼン、ナビゲーション技術、雪崩救助装備が必要です。装備の所有だけでなく扱う経験も必要なルートなので、条件を満たさない場合は登らない判断をしましょう。
春と秋
春秋にも冬山の条件になる場合があります。旅行月だけで装備を減らさず、積雪や凍結に応じた計画を立てましょう。
雪崩の危険
特に4月〜11月中旬は大きな雪崩の危険があります。ほかの季節にも起こり得るため、現行の雪崩情報を登山判断に含めてください。
ルートを外れない
オレンジ色の目印をたどり、下山も同じルートを戻ります。谷へ直接下る近道を選ばないでください。雪で目印の見え方や地形の読み取りも変わります。
ビジターセンターを利用する
ラーチ・グローブ1番地のDOCビジターセンターは毎日開館し、10月〜4月は8:30〜17:00、5月〜9月は8:30〜16:30です。歩道や山の条件を相談でき、登山計画を残す仕組みの情報もあります。
ミューラー・ハットの2026/27年宿泊料金
1泊1人のNZドルの料金です。週末は金曜と土曜の夜を指します。料金年度は2026年7月1日〜2027年6月30日です。
| 期間 | 大人18歳以上 | 5〜17歳 | 0〜4歳 |
|---|---|---|---|
| 5月1日〜9月30日 | 50NZドル | 25NZドル | 0NZドル |
| 10月1日〜4月30日、繁忙期以外の平日 | 55NZドル | 27.50NZドル | 0NZドル |
| 同期間の週末 | 57NZドル | 28.50NZドル | 0NZドル |
| 12月〜2月の繁忙期、平日 | 60NZドル | 30NZドル | 0NZドル |
| 同繁忙期の週末 | 62NZドル | 31NZドル | 0NZドル |
ニュージーランド・アルパインクラブ会員は1泊40NZドルです。バックカントリー・ハット・パスとバックカントリー・ハット・チケットは使えません。電話やビジターセンターでの予約には追加10NZドルがかかります。空きがあれば当日のオンライン予約は20:00まで可能です。泊まる日と人数を決めたら、予約時に適用料金を一度確かめましょう。
予約期間と小屋の設備
2026年11月2日〜2027年5月2日は予約必須で、予約なしの到着者向けのベッドは取り置かれません。2026年5月1日〜11月1日は予約制ではなく、登山当日に8:30から開くビジターセンターでチケット購入と登録を行います。
小屋には28床、マットレス、ガス調理器具、太陽光による照明があります。冬はトイレに近づけない場合があります。ホワイトホースヒルの駐車は30分2.50NZドル、1日上限25NZドルのカード払いです。到着日の翌日に出庫すると50NZドルという案内で、車中泊や駐車場でのキャンプを認める料金ではありません。
登山前後に谷で泊まる場合はホテルとキャンプの案内をご覧ください。ホワイトホースヒルのキャンプ場はビレッジから2.5kmにあります。

別の歩道と出発前の情報
経験と当日の条件に合わせて行き先を選びましょう。

フッカーバレートラック
谷を進む往復約10kmの道と、橋の利用条件を詳しく紹介します。

天気と旅行時期
月別の気温や雨の傾向から、山岳地帯での準備を考えられます。

国立公園の利用案内
ビジターセンターの開館時間と、駐車場の支払い条件を確認できます。
数日間の山小屋を利用する旅にはミルフォードトラックの別ガイドがあります。氷河の体験はフランツジョセフの氷河散策もご覧ください。
ミューラー・ハットのよくある質問
小屋まで何時間かかりますか?
ビレッジからシーリー・ターンズまで約2時間、さらに小屋まで約2時間、下山はビレッジまで約3時間がDOCの目安です。休憩は別に考えましょう。
初心者でも登れますか?
シーリー・ターンズより上は山岳ルートです。夏の良い条件でも中程度のトランピング経験、冬は登山経験が想定されており、初心者向けの散策ではありません。
予約は必要ですか?
2026年11月2日〜2027年5月2日は予約必須です。2026年5月1日〜11月1日は当日のチケット購入と登録をビジターセンターで行います。
大人1泊はいくらですか?
2026/27年は季節と曜日により50〜62NZドルです。5歳〜17歳は半額、5歳未満は無料です。電話や窓口で予約すると追加10NZドルがかかります。
冬にも登れますか?
登山経験、ピッケルとアイゼン、ナビゲーション技術、雪崩救助装備が必要です。シーリー・ターンズも凍結や雪崩の危険があるため、安全な代案と決めつけないでください。
シーリー・ターンズだけで引き返せますか?
同じ道を戻る計画は可能です。ただし約2,200段と標高差600mの急な登りで、避難小屋はありません。天候が悪化したら早めに引き返しましょう。
