マウントクックの天気と旅行準備
マウントクック(Aoraki / Mount Cook)の天気は、旅で何をするかと合わせて考えましょう。誰にとっても同じ最適な月が決まっているわけではありません。夏は多くの歩道を計画しやすくなりますが、晴天の保証ではなく、山の雲や雪の条件で体験の内容は変わります。
下表はマウントクックの1991年〜2020年の平年値です。最高と最低はそれぞれ日々の最高気温と最低気温の平均、降水量は月平均の合計を示しています。山頂や空港の値として使わず、滞在する季節の長期的な傾向を知り、雨具や防寒着を準備する参考にしてください。

マウントクックの天気を月別に見る
1991年から2020年の平均最高・最低気温と月平均降水量です。
| 月 | 最高°C | 最低°C | 降水量mm |
|---|---|---|---|
| 1月 | 20.4 | 8.7 | 418.7 |
| 2月 | 20.8 | 8.5 | 272.0 |
| 3月 | 18.4 | 6.5 | 315.0 |
| 4月 | 14.9 | 4.0 | 336.5 |
| 5月 | 11.0 | 1.3 | 377.8 |
| 6月 | 7.9 | −1.4 | 291.0 |
| 7月 | 7.2 | −2.2 | 288.6 |
| 8月 | 9.1 | −0.8 | 283.8 |
| 9月 | 11.8 | 1.5 | 361.0 |
| 10月 | 14.0 | 3.1 | 394.4 |
| 11月 | 16.3 | 5.0 | 367.6 |
| 12月 | 18.5 | 7.0 | 425.9 |
平均最高気温が18°Cを超えるのは12月〜3月です。6月〜8月は平均最低気温が氷点下になります。降水量はどの月も270mmを超え、12月と1月が特に多い傾向です。夏の数字だけを見て雨具や防寒の準備を省かないようにしましょう。
山岳地帯とテカポで異なる雨の傾向
テカポの天気をそのまま国立公園の条件に置き換えないでください。
山脈の主稜線は雨が多く、その風下にある内陸盆地は乾燥しています。テカポは1981年〜2010年の歴史的な平年値で比べます。マウントクックとは場所も集計期間も異なるため、同じ観測所のデータとして扱わず、湖畔と山岳地帯それぞれの雨の傾向を見て、移動中の服装や散策の準備を考えましょう。
| 月 | マウントクックmm、1991〜2020年 | テカポmm、1981〜2010年 |
|---|---|---|
| 1月 | 418.7 | 44 |
| 2月 | 272.0 | 36 |
| 3月 | 315.0 | 49 |
| 4月 | 336.5 | 45 |
| 5月 | 377.8 | 57 |
| 6月 | 291.0 | 60 |
| 7月 | 288.6 | 50 |
| 8月 | 283.8 | 58 |
| 9月 | 361.0 | 50 |
| 10月 | 394.4 | 50 |
| 11月 | 367.6 | 41 |
| 12月 | 425.9 | 52 |
表の月別値を合計すると、マウントクックは年間約4,130mm、テカポは約590mmです。比較する期間が異なる点を含めて参考にしてください。山脈西側はフランツジョセフの天気、フィヨルドランドはミルフォードサウンドの天気で紹介しています。
季節によって変わる計画と装備
月名よりも、選ぶルートの条件を優先しましょう。
夏の12月〜2月
平均最高気温は18.5°Cから20.8°Cです。DOCは良好な条件のミューラー・ハットに中程度のトランピング経験を想定しています。夏も必要な経験を備えたうえで、高い場所の雪や氷を考慮して登山を計画します。
春と秋
山では冬の条件になる場合があります。シーリー・ターンズは3月〜11月に雪や氷があり得て、ミューラールートでは特に4月〜11月中旬に大きな雪崩の危険があります。
冬の6月〜8月
ミューラールートには登山経験、ピッケル、アイゼン、ナビゲーション技術、雪崩救助装備が必要です。フッカーバレーにはマイクロスパイクとストックが勧められています。SH80は雪で閉鎖される場合があり、氷河ボートは6月中旬頃から8月末頃に休業します。
通年の判断
冬以外も雪や雪崩はあり得ます。山岳ルートへ行く日はビジターセンターの状況案内を使い、道路はNZTAの情報を確認しましょう。
天候で体験が変わる場合
返金や代替内容は事業者ごとに異なります。
| 体験 | 影響と条件 |
|---|---|
| 遊覧飛行 | 経路と着陸は当日の判断。ザ・ヘリコプター・ラインは天候中止時に振替か全額返金 |
| 氷河ボート | 天候中止時は全額返金か別日。氷山や崩落は保証されません |
| ビッグ・スカイ星空観察 | 観察できない天候では45分のプラネタリウムと75%返金 |
| テカポの山頂星空観察コース | 屋内プログラム、または振替・バウチャー・返金の案内 |
| フッカーバレー | 第二橋は2026年7月開通。臨時の天候変更は別に確認 |
| ミューラー・ハットとシーリー・ターンズ | シーリー・ターンズの登りに避難小屋はなく、悪天候時は引き返す判断が必要 |
マウントクックの天気のよくある質問
何月に行くのがおすすめですか?
目的によります。12月〜2月の夏は多くの散策を考えやすくなりますが、山岳ルートでは経験が必要です。ミューラー・ハットの安全条件も確認して季節を選びましょう。
冬はどのくらい寒いですか?
平年の平均最低気温は6月−1.4°C、7月−2.2°C、8月−0.8°Cです。7月の平均最高は7.2°Cです。これらはMt Cookという地点の平均で、山頂の値や最低記録ではありません。
雨は多いですか?
表ではどの月も272mm以上で、12月425.9mm、1月418.7mmです。テカポの古い平年値は年間約590mmですが、期間と場所の違う比較です。
雪で道路が閉鎖されますか?
SH80は雪による通行止めがあり得ます。冬や春秋の移動も、出発前にNZTAの現行道路情報を確認してください。
冬もボートや飛行に参加できますか?
飛行や星空観察は天候によって実施が変わります。氷河ボートは6月中旬頃から8月末頃に休業する案内です。営業日は予約商品の条件を確認しましょう。
星空保護区なら必ず星が見えますか?
雲が出るため保証はありません。屋内体験や振替、返金の条件は商品で異なります。テカポ湖の星空観察で比較できます。




